2017年8月29日
富士登山回です!
- まず、、、なぜ登山初心者が富士山に登る理由…☆
- スペック
- 持ち物
- 富士山について
- 木花咲耶姫
- 談合坂SA
- 富士山5合目
- 登山スタート
- 8合目太子館(たいしかん)
- 富士山の気温
- 「金剛杖のミニタイプ」
- 山頂アタック
- 山頂に到着
- 下山開始
行き方→はとバスツアー:人数→6人(登山初心者)
書きながらもテンションがどんどんあがっちゃうので抑え目に…抑え目に…。とは言いつつちょっと抑えきれないので今回は写真も文字も多いです。
まず、、、なぜ登山初心者が富士山に登る理由…☆
仕事の研修にて山梨県&富士山に行きました。みんなバスの中から富士山をみたり、五合目まで車で行ったりとしましたが誰かが発した「登らない?」の一言。私だったかもしれないし…会話の流れだったかも?ハッキリとは覚えていませんがメンバーを募るとどんどん集まりなんと6人!
はとバスツアーで予約すると登山ガイドさんがいたり、行き帰りバスなので楽ちん、登山道具貸し出しが安い等などの理由でバスツアーで行くことにしました!また、初心者の女性だけで登るのはさすがに無謀ですので💧バスツアーなら安心だろうと!
スペック
ちなみに私の運動経験は小学生まで水泳をしていましたがそれからは授業の体育すら苦手。さらに喘息持ちですので運動はそんなにしなかったです。(この時は吸入器を持って登山しました)
持ち物
まず不安なのが持ち物。なにを持っていく?何が必要?から始まります。
★はレンタル品
☆は各自用意品
★リュック★レインコート★スティック★ヘッドライト★靴☆水(500×3本)☆柿ピー ☆チョコレート☆登山用靴下☆スポーツ用スパッツ☆スポーツ用肌着☆サングラス☆マスク☆冷却スプレ☆軍手☆suica☆温泉後の着替え
★酸素マスクはNGらしいです。高山病になった後に酸素を得るとマスクを外したあともっときつくなるみたい…。高山病は下山するしかないです
☆柿ピー&チョコレートはパーキングで買いました!登山ガイドさん曰く、こまめに休憩してその都度摂取すると高地に慣れていくみたいです
☆ヒートテックは汗を吸ったあと気温で冷えてしまい、低体温症のリスクが高まるようでNG。8月の下旬、山頂は体感気温はマイナスにもなるのでスポーツ用下着の上にセーターや、ウインドブレーカー、マフラーを装着です!
☆お水は山でも売っています◎!ただ、山に持っていく人(ごうりきさん)の人件費がプラスされるので300円ほど。
☆小銭入れは必須です!お手洗に箱があり100円を入れます。山のお手洗も掃除してくださる方がいらっしゃるので、マナーとしてお金を入れます
あと、前日に水を沢山飲みながら、ゆっくり休憩(早めに寝る)のも大事なんだとか。特に常日頃運動が苦手な私は体を休めることに徹しました!
長い前置きにお付き合い下さりありがとうございます!ここからは説明を混ぜながら本編を進めていきます!
バスツアースタート
↑↑↑2017年バージョンの登山証。(有料)バスツアー代に込みでした
富士山について
富士山の歴史はとっても長く今から約300万年以上前。まだこの頃の富士山は太平洋の海の底。その後愛鷹火山と小御岳火山の噴火により陸地ができます。約8万年前に火山活動を停止し2つの山に挟まれ誕生しました。(古富士火山)
更に噴火を繰り返すことによって現在の富士山が誕生します(新富士火山)。富士山は学術的には新富士火山と言うようですね。数百万年なんて途方もなくてピンときませんが、とんでもなく昔に誕生したようです。ちなみに小御岳火山の山頂は今の富士山(スバルライン)5合目。あの場所がかつての最高峰でした。大分成長しましたねぇ。(笑)
小御岳火山の山頂(現在の5合目)の神社には、山頂に祀られている木花咲耶姫(このはなさくやひめ※古事記、日本書紀などによって表記が異なります※)の姉である磐長姫(岩長姫、いわながひめ)が祀られています。
姉は醜い女と書いて「醜女(しこめ)」、妹は美しい神様。まぁ…そりゃあもう…いろいろな伝説が残されています(笑)古事記面白いですよ!(詳しくは2017.12.30の山梨旅行ブログをご覧ください↓)
世界遺産
富士山は2013年6月に世界文化遺産に登録されました!その後から外国の方も増え、先程画像を載せた登山証を持たないと登山ができなくなったんだとか。(1000円だったかな)
バスの中には可愛いうちわが。そしてツアー客プレゼントとして緑のバンダナ、ポカリ、SOYJOYを頂きました!
木花咲耶姫
富士山に登ろうと思ったのは面白そう!というのもありましたが、幼い頃から読んでいた古事記に登場する大好きな神様「木花咲耶姫(このはなさくやひめ)」が祀られているというのも大きいです!
先程ちらっと触れましたね(*^^*)姉が醜女(しこめ)の妹君です。美しい神様なんですって。パズル&ドラゴンズや鬼灯の冷徹(漫画)など他にも色々な作品に登場する割と有名な神様です!
海幸山幸(うみさちやまさち)…の母親ですね☆ ↓
新宿駅前乗り場を出発し登山ガイドさんが様々お話しくれます!ガッチリ系の男性でした。(今年だけで相当数登ってるらしい)慣れてるみたいで安心です☆
談合坂SA
話題の「あんぱん」を買いました(*^^*)
2019現在の価格で300円。264円とかその辺だった気がしますが10月に消費税があがったのでその影響でしょうか。なかに粒あんとバターが入ってます!けっこうボリューミー。朝ごはん代わりにみんな各々購入。
ん〜、元気100倍!ここからは沢山お話を聞きながら山梨県側の富士山へ。スバルライン(有料道路)のメロディーラインでは、童謡「富士山」が流れました(*^^*)(メロディーラインについては42群馬・伊香保のブログへ) ↓
富士山5合目
くねくねの上り坂をどんどんのぼって行くと、5合目(2305m)に着きました!着いたらおはなしのあとに約1時間解散!ご飯を食べたり景色を見たり高地に体を慣れさせます。
いい感じの看板があったので記念にぱしゃり
登るルートはこんな感じ。吉田ルートからです。途中過酷なようで軍手を使ってよじ登る場所もあるのだとか。身が引き締まります。
登山スタート
1時間の休憩の後登山開始!天気は…曇りです
道は整備されています。大勢が歩くので平らで歩きやすい。その辺の山の登山だと木々が落ちていたり、草が邪魔で歩きにくかったり…するようです!(これが初登山なので他の山の感覚が分かりません。笑)
みんなで列になります。一般の方はどんどん進んだり、慣れてる方でしょうか走るようにして登る方も…。どんどん背の高い植物が無くなっていきます。青空が見えないのは残念ですが、晴れていると日差しにより体力を持っていかれるみたい。ちょうど良かったかも??疲れていなくても休憩を取りゆっくり登りました。
ガイドさん「きつくなってから休憩してももう手遅れ!余裕な間に休憩をとって水分、甘いものを補給してね!」いや〜頼りになります(*^^*)今回のツアー客の約半数が初心者です。ガイドさんが仰っていたのですが「上に行くにつれても酸素の量は同じ、気圧が違う!息を自然と深く吸えないから意識して吸うしかないただ、吸うことを意識するよりも息を吐くことを意識すれば吸うことができるよ」とのこと。なるほど!
息を吸おうと考えるより吐こうとすれば良いのか!高山病が怖かったのですが気が楽になりました!
結構な急斜面。ここまで坂を登っていただけなのでこの斜面を見ておおっ、とびっくり。
私達は集団で列の最後尾にいました(*^^*)先頭のガイドさんからの「着いてきてるかー?!」に「はーーーーい!!!!」と元気すぎるくらいに返事をし(実際疲れてますが)他の参加者さんが笑ってくださる。そんな立ち位置でした。
多分ここだったはず…みんなで隣の斜面に対して「やっほー!」を言いました。きっかけはガイドさんの「ここからやっほーできるよ」 の一言。私たちだけでなく他の参加者さんも巻き込んで、全員で「やっほー!」しました!コツは伸ばさずに「ヤッホ!!」で止める。微かにですがバッチリ聞こえてきましたよ(*^^*)
キツかったですがみんなのお陰で楽しみながら登ることが出来ました!やっと8号目!
ブログだとすぐ8合目に着いたように感じますが…(笑)5合目からゆっくりのぼり約4時間ちょっと。
8合目太子館(たいしかん)
聖徳太子の伝説になぞらえて名付けられた太子館です。標高3100m。山頂まであと2キロ!
お土産も売っていますよ。靴を脱いでビニールに入れます。ここでしばしの休憩そして晩御飯です!!!もうおなかぺこぺこ!
登山シーズン真っ只中はギュウギュウ詰めのようですが。今回登ったのは8月29日~30日スカスカでした!
こんな感じの2段ベットに寝袋。1人あたり2人分の敷地を使えるくらい広々〜。
富士山の気温
富士山は9月を過ぎると、いつ雪が降ってもおかしくないほど寒くなり登山には適しません。
7月1日(山梨県側)の山開き~9月10日の山じまいまでが一応登れる期間です。が!!7月1日はまだ雪が残っていることもあり、2014年には雪のため7月18日にやっと山頂まで開通しました。❄更に8月下旬過ぎには山頂の気温も下がっていきます。安全を確保するため、たいていのツアーでは9月1日発がラスト運行だったりします。
丁度良い時期は7月20日以降の梅雨明け~お盆終わりごろまで。程よい時期で特にお盆の時は激混みのようです! 山頂までの登山渋滞が起こり進めない状況になるようです…。時期をずらしてよかったなぁと。
さぁお待ちかね!晩御飯はカレーです。あったかいお茶がありがたい…。あったかいご飯もありがたい…。食事がとってもありがたく感じます。
食事のあとは24:00まで自由時間。その後出発して山頂までアタックをします。寝ても良いみたいですが、あんまりずっと寝続けると呼吸が浅くなり高山病になるとか…。
う〜ん。雲!笑近くでは台風が起きているようです。台風の影響でしょうか?天も地も雲ですねぇ。雲海といえば雲海…?
そうそう、このご紹介がまだでしたね!
「金剛杖のミニタイプ」
はとバスツアーでこの棒が貰えます!各所で焼印をいただきます。場所や標高によりデザインが異なり、その年の干支だったりします。
こちらはミニタイプですが、本来の長い金剛杖は富士登山の必需品です。5合目のお土産屋さんでも売っているのですぐ手に入ります(*^^*)利点としては登山用ストックより長くて丈夫。寄りかかることもできます!更に一番力を発揮するのは下り!登山用ストックは体重をかけてはNG。急に短くなって危険なためです。杖なら体を支えてくれるので最高です。
焼き印の費用はだいたい300円。雨の日は湿度の関係で大抵押してくれないので注意です!
外は寒くなってきたので室内に戻り寝る準備をしたり、防寒着に着替えたりします。私は寝付けなかったので携帯を持って外へ。昼間にあった雲がすっかり無くなっており満天の星空です!人工衛星が見えたり流れ星、飛行機も大きく見えました!
何よりこの写真に 飛行機の光と、流れ星が納まっているのが凄いです。他の参加者さんがカメラで空を撮っており、一緒に登った友達がちゃんとしたカメラで撮ってくれました。そのあとも ただぼーっと、空を眺めていました。22時頃からどんどん冷えてきたので室内に戻ります。
山頂アタック
23時30分頃からみんながゴソゴソとアタックに向けて準備し始めその音で目覚めました。合計2時間ほどしか寝ていません(笑)気分がハイになってますね!外でヘッドライトの付け方を習い、いざ山頂へ!
ここからは5人。1人高山病になってしまいました…。体調の問題もあるので一概に原因が何とは言えませんが…。高山病になると下山をするしか解決策がありません。酸素ボンベを使うと、外した時の反動でもっときつくなり、無理して登るとどんどん悪化してしまいます。 ほかのツアー参加者も数名ここで離断しました…。
気合いを入れ直して登っていきます。暗くて視界が悪いので昼間よりもゆっくり登ります。私達はまた最後尾。みんなが知ってるような歌を歌ったり、後方からの盛り上げ役です。ふと見上げるとヘッドライトの道が出来ていました。
綺麗です…。この写真のヘッドライトはまだ山頂まで見えていません(笑)まだまだ登らなければ!ここから山頂までは気温が低くなり、寒くて写真とる余裕がありません。話すのが精一杯。 話すと自然と息を吐くことが出来、それに伴い息を吸うので会話は続けました。先程の写真から約5時間休憩も含みながら登ります。
山頂に到着
真っ暗だった空がほんのり色付く頃。やっと山頂に来ました。
ご来光まで自由行動です。売店のカップ麺やココアを堪能する方、御朱印を頂く方、記念写真を撮る方、ご来光の場所取りをする方。過ごし方は様々です。私たちは寒さのあまり身を寄せ合っていました。気温は4度でしたが風が強く、体感はマイナスです。
昨日までは上も下も雲で覆われ、何も見えないのではと不安でしたが。もうここまで来れば安心です。ちょっと雲が高い位置にあるので、日の出時間を過ぎてもなかなか姿を現してくれません。
もう少し時間がかかりそうという判断から、少し早めに集合し永久凍土といわれる火口を覗いてきました。
ご来光直後は下山の列で大混雑するという判断からかる~~~く下山開始です。降りながら見る作戦。先程より明るくなってきました!
光が満ちていく様子。写真で見ると「また登りたい」という気になりますね(*^^*)
空だけでなく雲海や山脈にも光が差してきました。朝日を浴びた雲海はこんな色に染まるのですね。
数百年前、江戸時代の頃「富士講」が広まり富士登山が盛んになりました。古い歴史だと、まだ噴煙を上げていた平安時代にも富士登山の記録が残っています。約1000年前の人々もこの景色を見たのかと思うとグッときます。
ずっと在り続ける富士山。いつか遠い未来。人々の文化や生活は変わっても、いつまでも変わらないこの景色を見て、その時代の人々も美しいと感じるのでしょうね。(*^^*)
下山開始
不思議な雰囲気の写真…。神々しいです。アニメや映画、何かの作品の世界に入り込んでしまったのではと錯覚するくらい、非日常な景色が目の前に広がっています。
下山の途中ですがせっかく太陽が見えてきたのでパシャリ
そしてもう一枚
ちなみにインターネットで「富士山登頂証」で検索すると、日本富士協会が公式に発行する証明書が手に入ります。指定した写真&日付入りで証書を作ってくれます。(ノボルノボル富士山というサイトです)この写真を使用しました。
下りは駆け下ります
1歩ずつ歩いて降りると膝への負担が大きいらしいです。駆け下りるといいますか…「信号待ちの際のその場足踏み」を想像されると分かり易いかも。下り坂自体の傾斜がすごいので、その場足踏みするだけでどんどん体が落ちていきます(笑)
駆け下りるので前の人の駆けた際の砂埃が直撃します。細かい粒の砂で首や顔が真っ黒になるので、マスクがあるとよかったかも…。手拭いを持ってきたので首に巻きました。傾斜が比較的分かり易い写真↓
結構恐怖です。
最初は「スピードなんて出ない!」「こわい!」「ガードレールもないからおちそう・・・」「なんでみんな早いの」なんて恐怖心もありましたが、しばらくすると慣れます(笑)
だいぶ太陽も昇りました。
山々が連なっている様子もはっきり見えます。まだまだ高いところに居ます(*^^*)
登りは5~8合目まで4時間、8合目から~山頂まで5時間のトータル約9時間かけてゆっくり登りました。(高山病対策でゆっくり)。下りはあっという間。そもそも駆け下りるように下山していますので、山頂から5合目まで約4時間。あっという間です。
ここまで来たらもうあと少し!依然として標高は高いため植物は見られません。 遮るものがなく日差しが強いのでサングラスに助けられました。背景には先ほどまで居た山頂も映っています。
もうこんなに降りてきたのですね。
動物がいました↑鹿・・・?(画像中央)たぶん鹿です!詳しい種類はわかりませんが。急斜面を器用に駆けて行きましたよ! 更に足を進めるともう大分景色も変わってきました。
ここからが微妙に長いのですが(約1時間)もう安心です(*^^*)傾斜ではなく比較的平らな道をどんどん歩いていきます。とはいえ登ってくだって来たラストスパート。足がなかなか思うように動きません。あとは気合いです。
気合いの結果5合目に戻ってきました!
ツアー客と解散し全員で記念撮影。お土産を買ったり各々の時間を過ごします。はとバスツアーなのでこの後バスに乗って山中湖の温泉へ。とってもさっぱりします♨疲れを癒し新宿駅のバス降車所までずっと寝ていられます(*^^*)バスや電車などの交通機関だと、帰る間も多少疲れてしまいますがバスなので全部おまかせ★
これが良いところですね!
ちなみにちゃっかり山頂で御朱印を頂いてきました(*^^*)(御朱印についての詳しい案内は最後にURLを貼りましたー!)
初登山、どうなることかとドキドキでしたが、無事に戻ってくることができ良かったです(*^^*)登り始めは曇りでしたが、夜に雲が晴れ星空も見れましたしなによりご来光を拝むことができました。水・お菓子などの食料も十分に持っていきましたので、降る際にもつまめました!
失敗したなぁという事は夜中。星空を見ていた時だと思いますが財布を落としてしまったのです。はぁ・・・。建て替えて支払っていた分の数万円&保険証のコピーが無くなりました。
5合目の警察署に届け出を出してきましたが…。2019年現在もまだ未発見。毎年雪が積もりますので雪に流されどこかに行ってしまったのでしょう。
今年高山病になってしまった友達がリベンジしたいらしいので、きっと来年(2018年)ものぼります!今回と天気を含め様々違うのでお楽しみに。
また来週お会いしましょう★
御朱印についてのブログ↓
2回目の富士登山↓
富士山本宮浅間大社↓
産屋↓※古事記関係↓
先週のブログ↓
ありんごのTwitter↓
@aringo_travel
https://twitter.com/aringo_travel?s=06
ありんごのインスタ↓↓
a_aringo22
ぷち旅行プランのご依頼↓↓
https://coconala.com/services/650776
読者になるボタンはこちら↓↓↓
<iframe src="https://blog.hatena.ne.jp/aringo_travel/aringo-travel.hatenablog.com/subscribe/iframe" allowtransparency="true" frameborder="0" scrolling="no" width="150" height="28"></iframe>