2021年autumn
母とふたりでお出かけはしますが、ちゃんと旅行をしたことは無いなぁと思い立ち計画してみました。
母の退勤を待って一緒に出発。少し早上がりにしてくれるそう。シェラトンに泊まるだけですが、行先はギリギリに伝えることにしました。遠慮しちゃう気がするんですよね。「あたしは高いとこなんて泊まんなくて良い」とか何とか絶対言います。そうなると説得が大変なので、あえて伝えませんでした。宿泊をすること&綺麗目な服は勧めておきましたよ。母は周りの目を気にしがちなので。
スケジュール
1日目:シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート
2日目:生駒高原、皇子原公園、霧島神宮、山神社、霞神社
シェラトンが見えてくる頃、母に「あそこに泊まるよ!」と伝えると「ふーん、へぇ」と薄いリアクション。あんまり興味なかったのかなとちょっとショックを受けつつ、勝手に企画しましたし!最後までやり通します!
シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート
到着〜!
ちなみにこの2年後、ここで結婚式を挙げました。それはまた別の機会に書きます。
フーンとか言っていた母はここ(元のオーシャンリゾート)の1期生。「昔と違うね」「新しくなってから初めて来たわ」「この格好で大丈夫かしら」と口数が増えて来ましたよ〜!
テンションが上がってきてくれたみたいです。
私の好きなポイントがここ。太陽光を取り入れた吹き抜けといい感じの木々。The南国感!
母も「室内に木があるわ!」「ここで飯も食えるんけ〜。は〜」と気に入ってくれたみたい。
前回旦那さんと泊まったクラブフロアはお値段が跳ね上がっており、普通の部屋へ。
うーん、やっぱりそんなに高くない…。と横を見ると目をきらきらさせて「よく通りよる道やらがこんなに見えるわ!家も見えるやろか?!」と楽しそうな母。
喜んでくれたなら良かったです!本当は色んな県に連れていきたいんですけど、慣れない土地に行くのが苦手な人で…。私がバスガイドしている頃も一度も東京に来ず。東北にも来ず。飛行機が怖いんだとか。まぁ、人それぞれですよね。
県内に良いホテルがあって良かった。非日常を楽しんでもらいましょう。
お部屋はこんな感じ。オーシャンビュー!
やっぱり低い階だとゴルフ場や木々が目立って視界に入る海面積が狭い。しかし母が喜んでくれているので良し!
部屋のお風呂も綺麗。母はお部屋から出ようとしなかったので「館内見て回ろうか」と連れ出します。泊まる=部屋から出ちゃダメだと思っていたみたい。慣れてないとそうなるのかな?と新しい発見です。旅慣れた娘におまかせを。
風待ちテラス
宿泊者専用の飲食スペース。パンや飲み物など。無料のSPMC(シーガイアプレミアム)会員になれば10%オフで利用できます。確か下の売店も10%オフ。季節によってスイーツの種類が変わるためいつ来ても楽しめます。
ゆったりくつろげるスペースを無視して奥まで歩きましょう。
奥へ向かう途中にあるソファもいい感じ。
オシャレ空間をぬけた先に、目的地であるレタールームがあります。
未来への手紙を書いたり、大切な人への手紙を書いたり。2018年に、未来への自分あてに手紙を書いたんですよ。もう何を書いたか覚えていませんが、10年後の2028年に回収しに来る予定です。
母と一緒にお手紙を書きます。
前回泊まった時は執事っぽい格好をしたかっこいいオジサマが、筆記用具もこだわりがあり〜と色々説明してくださいました。
このポストから出します。切手は不要。私は今回、母への手紙を書きました。通常郵送にしたため、近々自宅へ届きます。喜んでくれるかしら。
パインテラス
夕食はブッフェ。他にも色んな会場があるんですけどね。母は食べ放題にあまり行ったことがないみたいなので、ここが良いかなと。
好きなものを好きなだけ食べれるって良いですよね(*^^*)
ここならメニューに困ることもないですし、時間もゆっくりあるので良いかなと。
楽しそうな母。どんどんお皿が埋まっていきます。思えば、母の好物を知りませんでした。いつも私たち優先で夕食を決めていた母。お刺身、好きなんですね。スイーツはあまり食べず、どちらかというと和菓子が好きなんだとか。
五ヶ瀬のぶどうカンパチ。ワイン製造時に出るぶどうの搾りかすを餌にしているそう。
宮崎の魚、奥日向サーモン。
地鶏。
パインテラスは夜も好きですが、朝も好き。明日の朝も利用する予定なので楽しみです。
宮崎牛のローストビーフ。
撮っていませんが、途中でサプライズプレートも持ってきてもらいました。「素敵ね~!」と歓声。この辺から母がリラックスし始め、少しずつホテルの雰囲気に慣れてきていた気がします。
楽しそうにソフトクリームをとったり。
デザートを一緒に取りに行ったり。
満腹になったあとはお部屋へ。
部屋から外を見ると海…は真っ暗で見えませんが、下にあるプールは綺麗に見えますよ。お次は温泉。
温泉:松泉宮
「こんないい所、次いつこれるか分かんないんだから~」と写真を撮りまくる母。この2年後ここで結婚式を挙げるのでまた泊まりますし、ここで挙式すると永久割引(10万の部屋が2万台になったり※挙式月のみ※部屋代のみ※4人で泊まれば1人5千円)があるため家族で泊まったりもするんです。それはまた別の機会に書きますね。
新月、月読は宿泊者は無料、日帰り利用だと1000円です。貸切温泉離れ湯は完全予約制の別料金です。
新月まで130m、月読まで250m。
温泉までの道は少し遠いですし夜風を浴びますが、そこは宮崎。そんなに寒くないです。真冬になると半纏が置かれているので着るのもアリ。
部屋から見えていたプール。
【前の湯:新月 内風呂の天井には宮崎の伝統技術「大島塗り」が施されています。古き良き湯治場をイメージした造りで、湯船と脱衣所が同じ空間に設置されています。】
【奥の湯:月読 松林の中にぽっかりとたたずむ露天風呂が特徴の「月読」、松の香りと清涼感をお楽しみください】
近くの温泉前の湯を選びました。
貴重品はロッカーへ。
手前の温泉(新月)は着替えるとこが少し狭いのと、着替えるとこと温泉が一体型(同じ空間)なので服が少し湿っちゃうのが難点。よく言えば開放的です。
奥の温泉(月読)は着替えるところと温泉は別ですが、脱いだ後に数m廊下を挟むので寒いかな。ロッカーは2個ありますよ。外(上の写真とおなじ小型)と、中(服を入れた後に閉じれる)。
11月に咲くハイビスカス。
ゆったりできるスペースが多いのは、ここの魅力かもしれません。温泉からの帰り道にありますよ。待ち合わせにも最適。
吹き抜け部分、夜はまた雰囲気が変わってオシャレです。
サプライズケーキ
先に部屋に入った母「花がある。部屋間違えた?!出なさい出なさい」と大騒ぎ。その様子を動画に納める私。もちろん花もケーキも手配したものです。
お部屋にケーキと花束のサプライズです!宿泊の少し前までに予約すると、お部屋に届けてくれます。しっかり時間も指定しました。
メッセージは【〇〇(名前) 育ててくれてありがとう】
ケーキにも同じ文字。母は赤色が好きなので赤い花束にしました。ケーキは割と大きいですね。
しばらく写真を撮ったりはしゃいだり。さすがに泣いてはくれませんでしたが、とびきりの笑顔です。
すごいわ〜!すごい!と感想をいただきました。企画してよかった!
半分こ。
案外ぺろりと食べれちゃいました。この後は思い出話を…せず!今までの感謝の言葉を…言わず!各々携帯を触ったり。
カーテンは開けっ放しで寝ます。そうすると朝日で起きれて最高なんですよ!
部屋が明るくなって起きるとこの通り。良い景色。海から日が上がってきます。
花束。
部屋の反対側。エレベーター前からの景色。シェラトンの大きな影が、ずっと続いています。
朝風呂
せっかくだし朝からお風呂に行っちゃう?と、向かってみました。
早起きをしてお風呂へ向かうのはいい感じ。昨日とは違う道で、奥の湯(月読)へ向かいます。ちなみにこの間、母はずっと動画を回しています。
私は写真。通路に置いてある壺を撮ります。
【旅 参勤交代で藩主が利用した御座舟をデザインしています。装飾豊かな屋根はお城のそれを思わせ、幕には藩の紋が入れられていました。この船の模型は東京、船の科学館や大阪、住まいのミュージアムなどでも見ることができます。】
【忠 江戸時代宮崎には4つの藩がありました。壺に表現されている4つの紋は各藩の奥方に用いられた紋です。800年の歴史を持つ伊東藩は日南市飫肥に存在しました。現在でも九州の小京都と呼ばれており、石垣や武家屋敷が残っています。飫肥は県木の飫肥杉、及び飫肥石でも有名であり、松泉宮、フェニックスカントリークラブでも使用されています。】
【従 全ての武士には従の精神があり、完全な服従こそが武士たる所以であった。】
【律 馬は古代から日本人には親しみ深い動物であり、農作業をはじめ、移動・輸送の手段としても用いられた。馬に乗れた武士は少数であり、武術としての乗馬はもちろん、馬に乗る事は有効な移動の手段であった。】
【序 現在でいう、旅行プランなるものが参勤交代においても存在し、行列の前には必ず先遣隊が下見に訪れ、他の藩の一行との距離を計算して予定を進めた。】
【行 宮崎から江戸に向かう道筋に大阪港へ入り、京都へまわるのが参勤交代の路であった。京都にある多くの寺は江戸以前から存在するものも多い。武士の多くは寺院を訪れ、己を見出す行として瞑想を用いたと言われている。】
【華 歌舞伎は400年前から続く日本の伝統的な古典芸能である。江戸時代にはむしろ庶民のエンターテインメントであった。壺には歌舞伎の十八番で有名な勧進帳の弁慶の姿がデザインされている。また、歌舞伎の物語は大阪では人形浄瑠璃として演じられ、宮崎にも伝承されており現在でも江戸時代の人形が残っている。】
【楽 ファストフードが新しいと言われているが、江戸時代には蕎麦、鮨などの屋台が既に存在した。町民文化の発展とともに、江戸の町並みは様々な物売りや職人で賑わい、うるおった。】
【興 江戸の時代には、人々の地方から都市への行き来にともない、文化の交流が発展した。大道芸能や遊びの文化交流も江戸から発信された豊かなものであった。】
【橋 日本橋は広重の描いた東海道五十三次の出発点としても知られる、大変賑やかな町であった。橋は木製の大変美しいものであり、現在のそれには面影もない。壺に描かれている蔵が存在する町は蔵前で、現在も地名として残っている。】
【慕 内藤家令夫人の江戸までの旅を記した絵日記を称えるとともに、江戸時代の女性への想いがデザインされている。参勤交代の旅は完全に男女別々に行われていた。江戸の男女差の比率は約1:5で女性の方が多かったと言われている。歌舞伎の台本はロマンチックなものが好まれ、芸者など、花街が賑わった時代でもある。歌麿の浮世絵には当時の美しい女性やファッションが描かれ、これらは地方にも伝わりメディアとして利用されていた。】
【棒 徳川将軍家には2つの寺院が存在した。この壺に描かれている増上寺はその1つである。(もう1つは寛永寺)江戸時代には各藩は江戸滞在の折に様々な任務を行うよう将軍より命じられた。寺の建物や庭の修復、灯篭の献上などもそのひとつであった。】
ここから先は壺はありません。結構な数ありましたね。
そうそう、この道を歩くと高確率で猫に会います。耳が切られているので地域猫。
休憩室があるため、待ち合わせもできますよ。自販機もあり。温泉に入った後は部屋に戻ります。
まだこの時間。室温はなんと30度!直射日光が入るので、ぐんぐん気温が上がります。
朝食のパインテラスへ
6時~10時の間、好きな時間に利用できます。
向かう途中、ホワイトボードを発見。今日、トライアスロンが行われているんですね。
お茶漬けの具として宮崎牛のそぼろがあります。
こちらは宮崎牛のブイヨンスープ。
夜に比べると軽い感じ。朝からガッツリ食べれちゃう私からすると、軽すぎます(笑)
どちらかというと夜の方が好きかな。ここは完全に好みの問題です。母は丁度良いと言っています。朝食後はお部屋でゆっくり・・・せず出発。母「部屋に居ても何もすることがないし、こんなに暑いとお花が可愛そう。もう出ましょう」と。
結構大きなお花。抱えたままチェックアウトをします。大満足のシェラトン滞在になりました!
観光地へ直行したいところですが、一旦持ち帰り。お花大好き曾祖母に託します。
良い笑顔を頂きました。御年90歳。ブログを書いている今は亡き曾祖母です。お花が好きで、花壇にもお花が沢山なんです。懐かしい。
今回の宿泊は勝手に予約したため、母が喜んでくれるか少し不安でしたし、最初は表情が硬かったんですけどね。どんどん笑顔になってくれたので本当に良かったです。地元でたまの贅沢。こういうのも良いですね。お花を預けた後は、母と2人で思い出の地を巡ります。私の生まれ故郷えびの市や、幼い頃住んでいた家付近。公園。色々な場所へ行きました。少し長くなったため一区切り。続きは来週の水曜日に更新します。
また来週お会いしましょう★
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